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2020年12月27日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
昨日で仕事納め。 1月3日まで長い年末年始の休暇になります。
といっても私はいろんな仕事を後送りにしましたので、もう数日その処理に追われるのですが・・・
2020年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?
新型コロナウイルスの影響により、自粛ムードの年の瀬ですが、それでも来年に向けていろいろ始動していることもあるのではないでしょうか?
2021年は皆様にハッピーな1年になることをお祈り申し上げます
私にとって今年のキーワードは、「アクロバット」
3月に愛媛県松山市・道後温泉で、GLから4mの高さのところにウッドデッキを組みました。
搬入。荷揚げ。施工。 どれも難易度は高かったですが、出来上がったものを見るとそんな苦労は吹き飛びます。
7月に兵庫県神戸市で、とんでもない崖地のウッドデッキを組みました。
8月に和歌山県有田郡でジャングルをかき分けてウッドデッキを組みました。
秋は、木塀の補助金の現場施工に忙しかったので、アクロバットは一休みしていたのですが・・・
最後に香川県高松市でとんでもないのを手掛けるようになったのです
これはアカンって
言っても図面に書かれているので、やらないとダメですよね
アクロバットな工事は効率を考えてもだめだし、事前に測量をしてプレカットをするのは不可能
熟練した職人の感が頼りなのです
コロナで人が集まるのは悪というような風潮になっていますが、人は集まってこそ価値があります
みんなの知恵や経験を集めていい仕事をするのが本当の仕事だと思っています
2020年の最後にこの仕事をさせていただいたことで、人の力の偉大さに改めて気づかされたのです
2021年も人でないとできない仕事をします
そんな仕事の依頼を皆様から頂きますようお願いいたします
この時期でも多くの人の期待や、希望を載せて飛行機は飛んでいます
小さな子供たちがここで無邪気に遊んでいます
彼らの笑顔の場所を作るために2021年も頑張ります
皆様良い年をお迎えください
2020年12月16日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
冬将軍が到来して、外の作業には厳しい季節になったのですが、今年は10月の気温が低かったおかげで、四国では綺麗な紅葉を長く楽しめるようになっています
香川県と徳島県の現場をいろいろ行き来しているのですが、10月は香川県の県境付近の紅葉がめちゃくちゃ綺麗だったのです。
今度行くときは、写真を撮るぞ!!!!
っと意気込んでいたら、綺麗な葉っぱは散ってしまって・・・
今は徳島県側が綺麗なのですが、仕事に追われてシャッターチャンスを逃しています。
高松空港近くでも2件工事を請けています。
めっちゃ綺麗なところがあって、写真を撮りたかったのですが、先週散り染めの写真をようやく撮ることができました
最盛期はこんなもんじゃなくて、向こうが見えないくらい真っ赤っかだったのですが・・・
今紅葉が最盛期なのは会社近くの里山
ふりかけを掛けたようなおむすび山です
ってこんな景色を楽しみながら現場に出かけています
12月13日国道32号新猪ノ鼻トンネルが開通しました
昨日(12月15日)待望の新トンネルを超えて徳島県三好市の現場に向かいました
2本の長大トンネルで8.5kmの快適なバイパスが完成。
峠を通らずに徳島県三好市(この呼び方よりも高校野球ファンには池田の方が通りがいいかと)に行くことができるようになりました
快適と言えば快適なのですが・・・
車窓は楽しめませんね
って感じで毎日道中を楽しんでいます
現場のことは落ち着いたらご案内をいたします
っていつ落ち着くことやら
2020年12月1日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
お客様がぞっこんほれ込んだ、「彩木」のウッドデッキを組んできましたが、普段やっている現場合わせの仕事と違って、きちんとプレカットをして、現場で図面通り組み立てるというのは、私にとっては新鮮でした。
2人でちょうど一日仕事で無事完了
間口約6m・奥行約1.2mのウッドデッキです
階段も組んだものを送ってくれますので、現場では設置作業だけです
びっくりしたのは、継ぎ手を突き付けるのです
現場で切り合わせをしていませんので、これがメーカーの指示通りの施工です
普通の再生木材でこんな施工をしたら、夏伸びて大変なことになってしまいます
夏暑くならない再生木材「彩木」の自信がこんなところにも見え隠れするのです
ただ「彩木」は高額です
うちで紹介しているハンディウッドに比べるとおおよそ2.5倍かかりますので、高性能をとるためには、お金は二の次という人にお勧めのデッキ材だとも言えるかと思います
夏涼しくて、冬暖かい高性能の再生木材「彩木」 次はどちらの方からご依頼があるか。 楽しみにしておきます。
2020年11月30日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
彩木は、メーカーで図面を書いてくれて、その通りプレカットをして現場に納品されますので、現場で考えながら作業をすることはありません。
といっても初めて見る商品ですので、一通り部品を取りだして仮置きをしてみました。
束は、調整できるようになっていますが、そんなに調整代は大きくありませんので、土間あるいは、束石からの高さをきちんと伝えておく必要があります
間口・出幅は、希望寸法を伝えておけば、それに近い提案をしてくれます。
仮置きをして、イメージをつかんでから作業に入ります。
カットをしなくていいのはありがたいのですが、図面通り施工しないと、逆に収まりませんので、隅出しをミスしないことが一番重要
根太・大引きとも、持ち出していますので、持ち出しの寸法を守ることが最も重要なことになります。
メーカーでは5枚ごとにチェックをするように指示をしていましたが、今回は床板が8列ですので、4枚目で収まりをチェックしてみました。
真ん中が少し押していますので、これを矯正して半分の床板張りが完了。
ここでお昼休みとなりました。
間口が6mほどあって、3~4枚の床板を継ぎます。
その指示も図面にきちんと書いていますので、とにかく図面の指示を見間違わないようにしないと、最後まで床を張っても振り出しに戻る危険があります。
そうならないことを信じて午後も仕事を続けました。
2020年11月29日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
こちらでちらっと書いたことがあるのですが、ウッドデッキの通販で最大手のリーベは弊社の子会社で、リーベといろんな交流があります。
リーベは関東の会社なので、東海地区以西で施工絡みの依頼があれば、私か、sleeper君の部署で対応をしています。
10月に徳島県の個人の方から依頼があって、ウッドデッキの施工をしたのですが・・・
「彩木」でお願いします
「えっ? その商品うちには無いのですが・・・」
すみません。 リーベの扱いアイテムがあまりにも多すぎて、私が知らない商品も多くあります。
今更ながら彩木を勉強したのですが、おもしろい素材ですね
ざっと言えば、アルミの心材に断熱材を巻いたようなイメージ。 見た瞬間に冬暖かく、夏涼しいウッドデッキになることが容易に想像できます。
表面の仕上げも美しくて、まるで天然木のよう。
これどこかで見たことがあるな・・・
そういやインテックス大阪で毎年6月に開催されている関西エクステリアフェアに出展していましたね。
そういやあの時に、触ってみて感心したことを思い出しました。
そうか あれが、彩木だったのか・・・
2020年11月18日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
補修の工程をお見せしようと思ったのですが・・・
自分がメインで施工をしてしまったので・・・
途中から時間に追われてきたので・・・
っていう理由で、完成写真しか撮っていませんでした。
10月3日 午後6時。
工事は無事完了。片付けが終わった頃にはすっかり日が落ちていました。
いやあ いい仕事したなあ~~~。
って完成写真は撮れましたが、これじゃ「補修」したのか「新設」したのか分かりませんよね。
三角になっているところから手前は、床板を全部張り替えました。
既存は13年経過していたウエスタンレッドシダー。
これまでご紹介した通り、全くダメな部分もありましたが、概ね健在な材が多くて、結果論からいうと、もう少し簡易な張替えでもよかったように思います。
新設した材は、ヒノキ防腐加工。
ヒノキとウエスタンレッドシダーの規格サイズが違いますので、ヒノキは40×140の材を特注しました。
キシラデコール エボニー色塗装。
行く前は既存と新設で大きく色が変わるかと思っていましたが、こういった黒っぽ色だといい感じに馴染んで、取ってつけたような違和感はまったくありません。
右下の部分が、新設したヒノキ防腐加工材。
上は、既存のウエスタンレッドシダーですが、見える範囲で2枚ヒノキに張り替えています。
この写真じゃどれが新設で、どれが既存か分かりませんよね。
サッシの角で白っぽく見える材とその左隣が、張り替えたヒノキなんですけどねえ。
こちら側のアングルだと、手前と右の方が既存のウエスタンレッドシダー。
見える範囲では2枚ヒノキ防腐加工に張り替えているのですが、写真じゃまったく分かりませんね。
今回補修した中で、見えない部分の工夫を書いておきます。
・点検口の補強をしました
既存は、細くて短いビスを横打ちした下地を作っていました。
明らかに腐朽していた材は取り換えましたが、そうでないものは、束を入れて下から請ける構造にしました。
また既存の束の腐朽対策として、モクボープラグを打ち込みました。
モクボープラグは、自社製品(特許)で、内部に防腐薬剤を入れ込むことができて、しかもジワジワ効きますので、補修案件には必須のアイテムなのです。
・添え根太をしました
建物沿いの中庭側のビスが緩んでいるものがありました。
酷いものは床板を張り替えたのですが、その付近の根太が腐朽していました。
床板を全部取り外して、根太を入れ替えるのが最も望ましいのですが、大変な作業になりますので、痛んでいた根太に防腐薬剤を振りかけたり、モクボープラグを押し込んだりして、簡易な補修。
床板が5cm以上根太から、持ち出していましたので、手前側にヒノキ防腐加工材45×90を添えて床板からのビスを添え根太の方に打ちました。
これで100点満点とは言えませんが、できる範囲・考えられる範囲での補強や、防腐をしました。
次の日お客様が日中撮って頂いた写真を頂きました。
昼間でも違和感はありませんね。
こまめに塗装をされる方ですので、今後も良い状態が保たれるものだと思います。
いやあ いい仕事したなあ~~~。
って気持ちよく香川県に向かって真っ暗な高速道路を走ったのですが、次の朝はもっと西(広島県)に行かなければいけないんですよね。
7月からほぼ毎週西に東に走り回っていたのですが、この次の日が最後。
さすがに疲れたので、しばらく遠くの仕事は勘弁してほしいな。
って言いながら、見積もりの依頼が来ると、つい請けてしまうのが性なのですが・・・
2020年11月2日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
8月21日に現地調査。
その後見積もり提示をして、8月25日にご注文を頂きました。
ヒノキの防腐加工材は、ご注文後に製材・防腐加工をします。 また事前に会社で塗装をしてから現場に行きますので、概ね一か月先に施工をするというお約束をしていました。
施工に行ったのは、10月2日(金)・3日(土)
初日は、午後から解体と搬入をしました。
張り替える部分のウエスタンレッドシダーの床板を外して、下地が痛んでいる部分があれば、取り換えたり、補強をする算段で現場に向かいました。
植栽付近です。 この写真の手前の三角の部分が特別痛んでいたのですが、それ以外は思ったよりも健在。
とりあえず、予想や、事前の診断より腐朽が進んでいなかったことにホッとしました。
ここは床板だけでなく、根太も腐っていて、踏み抜きそうな感じなのですが、根太が完全にダメになっていたのはこの1本だけでした。
床板も完全に腐っていたのは、この場所だけでしたので、全体的には13年経過をしているウエスタンレッドシダーのウッドデッキとしては、とてもいい状態でした。
ならばなぜ点検口が痛んでいたのか不思議に思ったのですが、取り払ってみてその秘密はすぐに分かりました。
この部分の奥の方に点検口があって、水抜き穴があります。
落ち葉が溜まっていて、この部分は常にジメジメしていたのではないかと推測をされます。
上の写真も同じで、三角の狭いところに水抜き穴があるのですが、それがふさがっていたのではないかと思われます。
それと点検口の下地は、根太にビス止めをしていましたが、細くて短いビスを使っていました。(階段も同じで、横打のビスだけで持たす構造にも関わらず、細く短いビスを使っていたのがダメな理由でした)
環境面と構造面の複合要因で、点検口が他の部分より早く腐朽したことが良く分かりました。
こういう風に、事前の診断で見えない部分も含めてある程度予測をして、現場作業に必要なと思われるものを持ち込んで補修をします。
今回は、予想より大きく痛んでいる部分はなくて、予定通りの作業を翌日することにしたのです。
<その2に戻る その3に進む>
2020年11月1日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
前回木材劣化診断士としてアドバイスをすると書きましたが、診断は2段階になります。
1次診断は、目視が中心で、触ったり突き刺したりとそんなに大げさな検査をするわけではありません。
2時診断になると、専門の機械を使ってデータを出します。 それで目では見えない木材内部の不朽の程度を推測できます。
大規模な案件だと、2次診断をして、調査書を提出しますが、個人邸の場合は、そこまで手を掛けることはありません。
一目でダメと言える件なら調査にもいかないのですが、今回の案件(13年経過のウエスタンレッドシダー)は一見綺麗に見えましたので、実際に伺って判断をすることにしたのです。
前回お見せした写真のうち、家側はどうなっているのでしょうか?
写真右側と上の方で一部床板のビスが緩んでいて、歩くとフワフワする部分がありました。
点検口が痛んでいましたので、その周辺の床板を取り外してみました
点検口及び下地はダメでしたが、後は床板・根太とも健在。 これならこの付近は最小限の補修をすることで、十分ではないかと判断しました。
建物付近は、健在なものが大半と見ましたので、取り外すことはせずに目視で判断をしました。
問題は反対側
痛んだデッキのお約束ともいうべき、植栽があります
この付近の材を外してみました
案の定。床板はぐずぐずになっていました。
が・・・
写真の上の方に比べると、下の方はまだしっかりしていますので、デッキ全体に腐朽菌が回っているということはないという判断もできました
階段は、写真では綺麗ですが、歩くと完全に危険な状態であることが分かりました。
これは側板から床板に向かってビス打ちをしているのですが、ビス穴が緩んで今にも抜け落ちそうな感じ。
階段は作り替えをすべきだと感じました
写真をうまく取りそびれましたが、この場所でも点検口はダメでした。
後日補修をしながら感じたことですが、階段と点検口は構造的な問題。 植栽付近は、環境的な問題。
樹種の寿命ももちろんあるのですが、今回の案件だとまだ寿命が来ているという感じはしませんでした。
この付近の床板はまだ健在なものが多かったのですが、この付近は一番よく歩く場所でもあることから、全面取替をすることにしました。
こんな感じで、植栽付近から東側は全面取替。
点検口は、一部取替。一部補強をしたうえで再利用。
床板が余れば、建物付近の取替ということで、ご注文を頂くことになりました。
新設する材は、ウエスタンレッドシダーでもよかったのですが、防腐加工をしたヒノキの方がより望ましいという提案をして、床板は必要枚数。下地は万一のことを考えて診断したよりも少し余分目に用意をして、現場作業に行くことにしたのです。
2020年10月31日
みなさん こんにちは。
香川県坂出市を拠点に、高速道路3時間程度の範囲で施工をしていますが、前回・今回と施工範囲ギリギリの案件をご紹介します。
前回の和歌山県有田郡は4時間掛かりますので、ちょっと施工範囲外と言いたいのですが、今日からは奈良県生駒市で13年経過をしたウエスタンレッドシダーのウッドデッキの補修工事の施工例をご紹介いたします。 こちらだと3時間強。 自分の中ではこのあたりが東の限界と感じている地域になります。(去年も奈良市でウッドフェンスを施工しています)
前回事前に現地調査をしない。
と書いた舌の根も乾かないうちに、事前調査をした例をご紹介するのは心苦しいのですが、この件は8月21日に事前調査をしました。
というのも、当初は全面張替えということで見積もりをしたのですが、予算面と、お客様の意向をくんだこと。そしてまだ全て痛んでいるわけではなくて、きちんと診断すれば、部分張替えで済むのではないかと思いましたので、後者を中心に考えるべきだと判断したのです。
さすがに、写真だけで判断をするわけにいきませんので、事前調査をしてから補修内容の説明をするという通常の手順を踏んだわけです。
ちなみに私は全国で300人弱しかいない、「木材劣化診断士」の有資格者です。 プロの目で、既存のウッドデッキ等の判断をいたします。
今日は触りとして、全体像をご覧いただこうと思います。
駐車場の上に、中庭の雰囲気を持たせた空間を作っています。
回りをウッドデッキで取り囲んでいるのですが、全景を撮れる場所がありませんので、2枚に分けてお見せをいたします。
こちらは建物に隣接した場所で、建物が北側になりますので、日当たりは抜群。 屋根もありませんので、所謂あまざらし状態です。
反対側です。
建物がL形に折れていますので、このアングルだと建物が東になります。
北側(写真左)は奥行きが2m。南側(写真右)の奥行きは80cm。
植栽あり。
となっています。
ウエスタンレッドシダーの2×6のウッドデッキで13年経過。
お客様がこまめにキシラデコールを再塗装していました。
こまめに再塗装をしているおかげで、非常に綺麗で、これくらい遠景で撮ると、補修の必要すら感じないような状態でした。
今日のところは、ここで一旦筆をおかせていただきます。
この写真の中に数か所ダメな部分が写っていますので、次回までにその場所をお考え下さいますと幸いです。
2020年10月30日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
前回大工さんとは別れましたが、まだ多少大工仕事と仕上げ塗装が残っているのです。
手すりにオーナーの想いが込められていました。
ややこしい形状ですが、SPFの1×6を割り返してこの形状にしています
縦の波型は、ジグソーでカットしてサンダー掛け。
横はSPF1x6の丸太と、半割を交互に並べています
なので、現場でこういったものは工具さえあれば、作ることは可能です。
これを見ると、前回の写真は完成写真ではなくて、現場施工写真に過ぎないことが分かります
テーブルとベンチは既存で、ハードウッド(イペかな?)
まだ庭師さんの最終作業が残っていますが、2020年8月26日水曜日 午後5時15分。無事工事完了。
まだぎらつく夕陽に向かって帰路に就いたのです。
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
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