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2021年3月5日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
この時期に忙しいのは珍しいのですが、今年は年末から大きな工事をしていたおかげで正月休み明けから今までエンジン全開。
そろそろ休憩したいところなのですが・・・
本当なら2月の中頃は冬山で遊んでいるはずだったのになあ~~~ (遠い目
例のウッドデッキですが、なんと最大斜度30度
しかもRIB加工したうえに、オスモで塗装
こんな事したら滑って仕方がないからやめたほうが良いですよ。
って私に提案を求められたら速攻で反対していました。
ところが・・・
こんな塗料あるんですね
オスモノンスリップデッキ。
滑り止め効果がある上塗り材だとのこと。
透明ですので、2回着色の塗装をしてから3回目の仕上げ塗装に使います。
いくらノンスリップって言っても最大斜度30度の中級斜面には対応できないだろうとたかを食っていたのですが・・・
あれ不思議。
本当に滑らない!!!!
今度最大斜度40度の上級者コースで試してみたいけどそんなチャレンジャーいませんかね???
2020年11月18日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
補修の工程をお見せしようと思ったのですが・・・
自分がメインで施工をしてしまったので・・・
途中から時間に追われてきたので・・・
っていう理由で、完成写真しか撮っていませんでした。
10月3日 午後6時。
工事は無事完了。片付けが終わった頃にはすっかり日が落ちていました。
いやあ いい仕事したなあ~~~。
って完成写真は撮れましたが、これじゃ「補修」したのか「新設」したのか分かりませんよね。
三角になっているところから手前は、床板を全部張り替えました。
既存は13年経過していたウエスタンレッドシダー。
これまでご紹介した通り、全くダメな部分もありましたが、概ね健在な材が多くて、結果論からいうと、もう少し簡易な張替えでもよかったように思います。
新設した材は、ヒノキ防腐加工。
ヒノキとウエスタンレッドシダーの規格サイズが違いますので、ヒノキは40×140の材を特注しました。
キシラデコール エボニー色塗装。
行く前は既存と新設で大きく色が変わるかと思っていましたが、こういった黒っぽ色だといい感じに馴染んで、取ってつけたような違和感はまったくありません。
右下の部分が、新設したヒノキ防腐加工材。
上は、既存のウエスタンレッドシダーですが、見える範囲で2枚ヒノキに張り替えています。
この写真じゃどれが新設で、どれが既存か分かりませんよね。
サッシの角で白っぽく見える材とその左隣が、張り替えたヒノキなんですけどねえ。
こちら側のアングルだと、手前と右の方が既存のウエスタンレッドシダー。
見える範囲では2枚ヒノキ防腐加工に張り替えているのですが、写真じゃまったく分かりませんね。
今回補修した中で、見えない部分の工夫を書いておきます。
・点検口の補強をしました
既存は、細くて短いビスを横打ちした下地を作っていました。
明らかに腐朽していた材は取り換えましたが、そうでないものは、束を入れて下から請ける構造にしました。
また既存の束の腐朽対策として、モクボープラグを打ち込みました。
モクボープラグは、自社製品(特許)で、内部に防腐薬剤を入れ込むことができて、しかもジワジワ効きますので、補修案件には必須のアイテムなのです。
・添え根太をしました
建物沿いの中庭側のビスが緩んでいるものがありました。
酷いものは床板を張り替えたのですが、その付近の根太が腐朽していました。
床板を全部取り外して、根太を入れ替えるのが最も望ましいのですが、大変な作業になりますので、痛んでいた根太に防腐薬剤を振りかけたり、モクボープラグを押し込んだりして、簡易な補修。
床板が5cm以上根太から、持ち出していましたので、手前側にヒノキ防腐加工材45×90を添えて床板からのビスを添え根太の方に打ちました。
これで100点満点とは言えませんが、できる範囲・考えられる範囲での補強や、防腐をしました。
次の日お客様が日中撮って頂いた写真を頂きました。
昼間でも違和感はありませんね。
こまめに塗装をされる方ですので、今後も良い状態が保たれるものだと思います。
いやあ いい仕事したなあ~~~。
って気持ちよく香川県に向かって真っ暗な高速道路を走ったのですが、次の朝はもっと西(広島県)に行かなければいけないんですよね。
7月からほぼ毎週西に東に走り回っていたのですが、この次の日が最後。
さすがに疲れたので、しばらく遠くの仕事は勘弁してほしいな。
って言いながら、見積もりの依頼が来ると、つい請けてしまうのが性なのですが・・・
2020年6月15日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
香川県高松市の我が家のウッドフェンス? のメンテナンスの話を続けます。
イタウバの方は見違えるように綺麗になりました。
こちらがメンテナンス前(施工から3年半経過)
こちらがメンテナンス後
なんとか反りも収まりましたし、塗料もうまくのりましたので、新品に変えたのか? と見間違うくらいの状態になりました。
ちなみに塗料は、3年半前に塗ったのは、シェーナステインのウォルナット。
今回は、会社に少しづつ残っていたいろんな色の塗料を混ぜました。(記憶だよりですが、シェーナステインのメイプル・ナチュラル。キシラデコールのオリーブ・バリサンダ・ジェットブラック)
ウォルナットよりは黒っぽさが勝ちましたが、まあこれも気分転換でありでしょう。
ソフトウッド継ぎはぎ軍団(ヒノキ防腐加工材・ウエスタンレッドシダー)のメンテナンス前がこちら。
3年半前にシェーナステイン・ウォルナット色を塗って、放置をしておいたのですが、まだまだ色は残っていて、再塗装をしなくても十分綺麗です。
メンテナンス後がこちら
間違い探しのような話ですが、一番上にヒノキ防腐加工材 18x90を一段追加をしました。
色はイタウバと同じで、少し黒っぽくなりましたが、イタウバのように激変したという感じはしません。
元々良いものが、より良くなった。 という感じでしょうか。
浸透性の塗料に関しては、吸い込みの状況により、大きく発色が変わります。
イタウバだと、油分が強すぎで、新材に塗装をしてもほとんど塗料を吸い込みません。 色持ちは最悪で、イタウバに塗装をする場合は、かなり頻繁に再塗装をする必要を生じます。
ヒノキや、ウエスタンレッドシダーだと、よく浸透しますので、発色もしっかりしていますし、色持ちも良いです。
塗料缶に塗装面積を書いていますが、2倍くらい幅を持っています。
その幅が、実際にいろんな木に塗ると実感できます。 面積当たり塗料を多く使ったときは色持ちが良くて、少なかったときは色持ちは良くないのです。
皆様から良くいただくご質問の中に、ハードウッドに塗装をしたほうが良いですか? とか、ソフトウッドは塗装をしないとダメですか? ということがあります。
今日のブログが私なりの回答です。
なお、ハードウッドで無塗装で放置をしておいて、数年先に塗装をした場合のことは、ウッドデッキネット・情報サイトにいい例がありますので、そちらをご覧ください。
まだメンテナンスから2か月しか経過をしていないので、一夏超えてから、この件はもう一度検証をしてみたいと思っています。
2020年6月14日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
香川県高松市の我が家のウッドフェンス? 2016年秋に施工して1年目にガタガタになっていることに気づきながら、2020年春まで放置をしていました。
世間では新型コロナウイルスの影響が深刻になって、急に全国で自粛ムードが広がった頃。まだ巣ごもり特需が発生する直前でで、めちゃくちゃ忙しくなる前の4月5日に重い腰を上げて、メンテナンスというか、補修工事をしました。
左・駐車場の横板がイタウバ。 向こうの駐輪場の横板がソフトウッドの継ぎはぎ(ウエスタンレッドシダー・桧防腐加工材)フェンス。
3年半前にシェーナステイン・ウォルナット色を塗っていたのですが、イタウバの方は完全に塗膜が剥がれています。
ソフトウッド軍団の方はまだ綺麗なんですよね。
ただイタウバが北向きで、ソフトウッド軍団は西向きですから、本当はそちらの方が色が持たない環境下にあるのですけど・・・
色は今度書くとして、イタウバのガタガタを何とかしないと格好がつきません。
フェンスの柱ピッチは1.7m。 こりゃ飛ばしすぎですよね。
真ん中に暴れ防止の縦桟を1本入れました。 樹種は現場に転がっていた米松の防腐加工材。 こんな感じで我が家の樹種選定は適当。 ベストの樹種選択をしているのではなくて、そこにあるものを有効に使っているにすぎませんが、それで十分満足していますし、このフェンスを見た人は皆さん感心されるので、これで良いと私は思っています。
とにかく矯正してビス打ち。
何とか格好がついてきました。
向こう側にも桟を入れて、遠目には何事もなかったかのようにうまく矯正完了。
これで柱ピッチは約85cm。 残念ながらイタウバはこれくらい狭い柱ピッチでもよく見ると波打っていますので、イタウバの12×100をフェンス板に使うときは、柱ピッチは90㎝くらいが精いっぱいといった感じでしょうか。。
一方ソフトウッド継ぎはぎ軍団はこんな感じ。 柱ピッチは約90cm。
手前の下の方はその真ん中で継いでいますので、横板は50cm弱しか無い物まであるのですが、それでもイタウバよりは通りが出ています。
私の施工例は、15年くらい前には1.8mくらい柱を飛ばしていたこともありましたが、段々ピッチは狭くなっていて、今は一番飛ばしているときで、1.3m(4mの材で3スパン)。 通常は1mピッチにしています。
どんな木材でも大なり小なり反り・暴れがありますので、できる限り短いスパンで矯正をしないと、ガタガタになるからです。
今日お見せしている3樹種だと、明らかに反りの程度が違っています。
一番反っていないのがウエスタンレッドシダー。 かなり反っているのが桧。 思いっきり反っているのがイタウバです。
木が硬い・柔らかいもあるかと思いますが、それ以上に元の木の性の違いを感じるのです。
イタウバファンには残念なことをお見せしているのですが、イタウバはウッドデッキネットでご紹介している木材の中で、最も反りが大きく、経年変化で思いっきり暴れる木なのです。
ですから、イタウバをフェンス板に使うときには、柱ピッチをできる限り狭くして、ビスを多く打って矯正をすることが一番のコツになります。
ということを知ってご購入いただくと、満足したウッドデッキ・ウッドフェンスが出来ますが、知らずに買ってガタガタになったときは寂しい気持ちになるものです。
イタウバが悪い木だと言っているのではありません。 イタウバの長所・短所をきちんと知ったうえで、適切な使い方をしてほしいのです。
2020年6月5日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
巣ごもり特需が収まっていないのに、補助金アゲイン。 今年はちょっと出遅れましたが、それでもなんとかお客様と話をしていた案件のうち8割程度は申請の権利を取ることができました。
とはいえ、今年は初日からすごい出足でしたね。 6月1日午後3時に受付が開始されて、なんと1時間半で受け付け終了。
去年慣れている人以外で、権利取れた人いたんでしょうか?????
さて、忙しいと言っていては先に進むことができません。
3月のホテルの工事の話は今日で最終回にしたいと思います。
やっぱりこうでなくっちゃ完成写真とは言えないですね
ホテルのプレオープンの日にパチリ。
いろいろ木で作ったものが、見えますが、私の担当分はこの写真では床板だけです。
ヒノキ防腐加工材にシェーナステインメイプル色塗装とこれまで書いてきたのですが、嘘をついていました。
実は、「この風景に馴染むように。」という木化推進のボスから指令があって、メイプルをメインにいろんな色を調合していました。
調合比率はボスにも秘密 (笑い
アップにしてもめっちゃ馴染んでいるでしょ。
どの角度でもめっちゃなじんでいるでしょ。
この指示をした人のネーミングなのですが、木が時を経ていい感じに枯れた色のことを「榯美色」(ときみいろ・1文字目は木編に時)といいます。
今もきれいですが、大事なのは、数年・数十年先。
榯美色になって、いい感じになったのをぜひ見てみたいものですが、この場所には宿泊しないと入れないんですよね。
こちらのプランター兼ベンチは外にありますので、どなたも見ることができます。
来月Go To キャンペーンも始まるという話もあります。
2万円補助があれば、ここの宿泊費もかなり軽減されますので、ぜひ道後温泉に皆さん来てみてください。
さて、ここまで頑張りましたので、次回も全国「木化」大作戦に乗っかりたいものです。
今度はどんな依頼があるかな?
2020年5月16日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
ようやく都市部以外の緊急事態宣言は解除されました。
といっても道行く人はみんなマスク姿で、自粛はしばらく継続となりそうですね。
早く以前のような人の往来が自由になることを望むばかりです。
まだ温泉も再開していませんが、3月に施工した道後温泉のホテルのウッドデッキの話を続けます
前回まで紹介していたのは、ホテルの裏側。
今日ご案内するのが、表になります。
4t車2台で搬入したはいいのですが、こちらはメインの通路になっていますので、他の施工業者の人と取り合いを考えながらの作業。
どうしてもウッドデッキをすることは、こういった他業種との取り合いが発生しますので、自分勝手な工程で作業をすることができないケースが多いです。
何せ通路ですから、区画を決めてどんどん仕上げていきます。
仕上がった後は、シートを張って・・・
あれ???
みんな色んな資材を置いていくよ!!!
こりゃ途中の写真なんて撮る暇ありませんね。
こんな感じで、夜も頑張ってなんとか、工期に間に合わせました。
外にももう一つ工事が残っています。
プランター兼ベンチ。
こちらは、舗装工事との段取りが被って大変でしたし、かなりの急こう配の道路ですので、高さを合わせるのに苦労をしました。
で・・・
最後に部材を一通りご案内をします。
◆メインのウッドデッキ
床板;ヒノキ防腐加工材30×105にシェーナステイン・メイプル色塗装
根太、大引き;ヒノキ防腐加工材45×90にシェーナステイン・メイプル色塗装
束;マルチポスト
◆プランター兼ベンチ
表面の板;ヒノキ防腐加工材30×105にシェーナステイン・メイプル色塗装
下地;ヒノキ防腐加工材30×50にシェーナステイン・メイプル色塗装
根太;ヒノキ防腐加工材45×105にシェーナステイン・メイプル色塗装
脚;ヒノキ防腐加工材105×105にシェーナステイン・メイプル色塗装
こちらは、裏と表のウッドデッキの端材の有効活用として、ウッドデッキの部材寸法での木取りです。
こっちの作業も大変だったのですが、平地での作業ですので、仕事は伸びました
ちなみに裏は10日くらいかかっていますが、表はデッキが4日とベンチが1日半。
面積は表の方が広いんですけど・・・
2020年4月12日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
無事搬入が終わりましたので、続きの施工を進めます。
手順が決まると、仕事はスムーズに進みます。
1日で残りの柱と大引き組は順調に終わりました。
あれ???
右の方大引きが長くないですか???
この部分は、柱よりも外に約90cm張り出しています。
下から補強を入れて柱がぐらつかないようにしているのです。
なにせ、高さが4mありますので、下の補強はこれでもか!!と言うくらいに筋交いを入れています。
柱・大引きは、ヒノキ105角の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装
床板・筋交いは、ヒノキ45×105の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装
部材を共通化していることで、良材は化粧部分に。少し良くない材は下地に回すことができます。
これ、DIYでもよくやる手だと思います。 大きな物件でも、家庭のデッキでも基本になる考え方は同じなのです。
ここまでできれば、高さは関係なく普通のウッドデッキ。
床板張りも1日でほぼ完了。
このスピード感は、現場でお褒めをいただきました。
2020年4月8日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
4mの高さのところに作る展望デッキ。 請けたものの、搬入や最初の仕事の掛りを考えると胃が痛くなりますが、3月11日に搬入日が決まりました。
といっても、狭くて高低差があるところですから、ただ搬入をしただけではだめで、後の工程を考えながら搬入しておかないと大変なことになります。
全部で約10tのヒノキ防腐加工材。
数回に分けて手運びを覚悟していたのですが、クレーンを据えてくれることになりました。
ありがたい反面、全部一度に搬入しないとだめですので、手運び以上に最初の構想をきちんと練っておく必要があるんですよね。
資材の大半を下に降ろすと、現場作業ができませんので、上に7割方の資材を置くことにしました。
崖地で資材を置く場所は皆無ですので、事前に1tくらいの資材を手運びをして、クレーンで卸す場所をまず作りました。
土台までが4m。奥の柱や大引きは6mありますので、柱を立てたり、大引きを転がすのも大仕事。
ちなみに、ヒノキ105角の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装。 4mの柱で30kg。 6mの柱は45kgあります。
4人掛りでなんとかここまで形にして、クレーンの搬入を待つことになりました。
約5tの木材を事前に組んだ大引きの上に置きましたが、このアングルで見ると苦労が伝わりませんね。
下から見るとこんな感じ。
こういう風にして、作業スペースを損なうことなく、無事に搬入を終えることができたのです。
ここまでできれば、最初に危惧していたことは十分クリアになりました。
さあ 明日から頑張るぞ!!!
2020年1月18日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
これまでウッドフェンスをいろいろご紹介しましたが、全部横張り。
縦張りは無いのか?
って声もそろそろ聞こえてくる頃かと思いますので、今回は瀬戸大橋を渡ってすぐのところ岡山県倉敷市で桧防腐加工材を使って、縦張り(大和張り)をした施工例をご紹介します。
こちらのお宅は12月に施工したのですが、補助金の完成期限に間に合わせるために多くの現場を掛け持ちしていました。
そんな中で、私が施工を一生懸命していましたので、途中の一番味噌の部分の写真を撮りそびれていましたね。
横張りだと、柱に薄板を直接ビス止めしますが、縦張りの場合は、横桟を入れて横桟にビス止めをするようになります。
両面張り(大和張り)ですので、横桟を柱を巻き込むような形で入れ込んでいるのですが、この写真じゃ私の苦労が全然伝わりませんね。
完成したものがこちらです。
木材はすべて桧防腐加工材にシェーナステイン・ウォルナット色塗装。
今回は、耐朽性アップと、将来のメンテナンス性を考えて、柱はアルミを使い、笠木は板金を施しました。
意匠面では、大和張りをすることで、角度によって隙間が大きく異なります。
左の方が密で、右が疎ですが、そういった張り方をしているわけではなくて、角度による見え方の違いです。
完全な目隠しをご要望の方には適しないのですが、適度に視線を隠しながら見えたり見えなかったりのちらリズムを楽しむ方には面白い形状かと思います。
家側から見るとこんな感じ。
あれ? 左に粗い横張りのウッドフェンスもありますね。
前回・前々回ご紹介したのと同じ話なのですが、これも距離稼ぎで私が提案した部分。 本来不要なのかもしれませんが完成したものを見たら、これがあることでメインのフェンスが引き立ていますし、単純に白いブロック塀があるだけよりお庭自体がとてもいい雰囲気になっています。
お客様のご要望をかなえながら、プラスαの提案をする。 去年の春こんな感じで面白がって仕事をしていたのです。
2020年1月16日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介する兵庫県神戸市の例は、出来上がりの面白さというよりも、途中のやり取りがとても楽しかったお宅です。
写真は、2019年12月。
施工初日のものですが、話はそれから7か月さかのぼって、ゴールデンウィーク明けのとある土曜日。
会員様に隔月で発行しているメルマガで補助金のことをご案内して、その週の土曜日に電話受付をすると書いたところ、朝から夜まで電話が鳴りっぱなし。 皆さんの熱意にこちらがたじろぐような事態になってました。
この方は朝10時ころ第一報があって、「ビリアン(ウリン)で柱を立ててしまったのですが、大丈夫ですか?」
補助金には「未着工の案件」に限るという規定がありますので、「柱を抜いて地面を埋めてくれたら何とかなりますよ」
それから1時間ほどして「蹴ったら簡単に柱が抜けました(笑い」
そこからこの方とのお付き合いが始まったのです。
柱・笠木・横板とも、ヒノキ防腐加工材(柱はK4相当、その他はK3相当の加圧注入)
シェーナステインのチーク色塗装をしています。
正面側が4.6m・折り返しが1m・高さは1.8mの目隠しフェンスで、本当はこの部分をDIYで施工する計画だったのです。
2019年の補助金の規定では延長3mあたり3万円の助成。
5.6m×3万円=16.8万円。
このフェンスを香川県にいる私が兵庫県まで出張してこの予算で作るのは不可能。
このままだと、この話はDIYに立ち戻ってしまう案件ですが、そんなことで引っ込んでいたのでは仕事になりません。
「もう少し延長を稼げる場所はありませんか?」
この一言で、お客様も楽しんでくれて、メジャーをもってそこら中を測ってくれました。
「隣の境が20mくらいありますが、どうでしょうか?」
25m×3万円だと、75万円。
「それなら神戸に施工しに行く経費も十分出ますので、いいアイデア考えますよ。」
住宅側からのアングルです。
お隣の境にヒノキ防腐加工材で、高さ1mのフェンスを追加で作りました。
境界のメッシュフェンスは残して、その内側に木製のフェンスを追加施工したらとてもいい感じになりました。
奥に見えているウッドデッキは、以前当社からご購入いただいたビリアン(ウリン)をDIYで作ったもの。
今回のフェンスもDIYをする予定でしたが、思わぬ補助金のおかげで、プロの施工に変更。
お客様も、私もハッピー。 5月の打ち合わせ時に、まさか12月の施工になるとは思いませんでしたが、いいクリスマスプレゼントになりました。
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
頂いた情報を元に先ずはお見積もりを作成致します。
ご希望の商品の在庫確認・見積もり用に情報をご入力頂きますが、この時点では注文確定ではありませんのでご請求を行うこともありません。ご安心ください。
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