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ウッドデッキのある風景

ウッドデッキの経年変化を見てきたDMB四国工場のウッドデッキ17年目

2022年1月23日

みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。

私がウッドデッキネットのサイトを立ち上げたのが、2004年、(通販は前年からDMBホームのサイトの一部として開始)

まだ右も左もわからなかった2005年に会社の環境整備の一環として、DMB四国工場食堂前にウッドデッキを作りました。

その時、会社で余っていた材をかき集めて作りましたので、お客様の工事のように予算を掛けてきちんと作ったわけではなくて、今思えば恥ずかしい仕様になっています。

下地は、米ツガ土台

仕上げ材は、ウエスタンレッドシダーをメインにして、一部ハードウッドのクマル材

それを17年間定点観測を続けました。

 

17年経過した状態をご覧ください

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両サイドかウエスタンレッドシダー。真ん中かクマルです。

 

3か所それぞれ一部の床板を外してみました。

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右のウエスタンレッドシダーのデッキ材

5年前にボロボロになっていて裏返した場所です。

この5年間腐朽が進んでおらず、延命措置の効果が抜群に良かったことが確認できました。

 

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左のウエスタンレッドシダーのデッキ材

こっちは反りが大きかった部分ですが、ビスで無理やり押さえつけていたのが、きちんと持っていました。

表も裏もまだまだ健在ですね。

 

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真ん中のクマルのデッキ材。

汚れや塗装の剥がれはありますが、木材に傷んでいる場所はありません。

17年という時間も感じないほど綺麗な材ですね。

 

 

ボウフ君が削って綺麗になるかどうか見てみたいというので、一番酷いウエスタンレッドシダーをサンダーで削ってみました。

写真だと伝わりにくいので、YOUTUBEでご確認ください。

(遅ればせながら、ブロガーからYUOTUBERに進化しようと思っていますので、チャンネル登録・いいねボタンのクリックをお願い致します)

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17年経年変化を見てきましたが、残念ながらDMB四国工場の事務所移転に伴い、ウッドデッキも解体されることとなりました。

今回が最終回。

17年経過しても綺麗なウッドデッキは、ウッドデッキネットのHPで詳しくご覧いただけます。

 

ウッドデッキネットでご紹介している木材は、全て外部使用に適した木材です

あなたがピンとくる木材を使って、良いウッドデッキを作ってみてください。

施工に自信が無い方には、施工も喜んで致します。

15年経過したカリフォルニアレッドウッドのウッドデッキ

2021年12月16日

皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。

寒さにも雨にも負けず、毎日現場でいい汗かいていると言いたいところですが、今ほど忙しいといい汗というより冷や汗。の方が多かったりして・・・

その話は今度するとして、今日は経年変化を見ていただく良い案件をご紹介します。

 

昨日お客様から連絡があって、2006年10月に納品したカリフォルニアレッドウッドのウッドデッキを見に来て欲しいと言われました。

ウッドデッキネットのHPで完成当時のものをまずご覧ください>>>

15年後(2021年12月)はこうなっています。

P1300243

これを見ていろんなご意見を皆さん持たれるかと思いますが、無塗装・ノーメンテナンスで15年経過したカリフォルニアレッドウッドのウッドデッキ

階段の一部が無くなっているのは、ウッドデッキが腐ったからではなくて、この場所がお店のアプローチで、この場所の改造を計画していて、ウッドデッキを縮小するそうなんです。

階段を取り外すときに、一部切ったところ、新材と身が違うような鮮やかな赤い木材が出てきて、解体の途中を私に見せたくて電話をしてきてくれたのです

 

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腐っていないと書きましたが、2か所ダメな部分があります

①植栽付近・・・ここは下地もやり替えないとダメなくらい傷んでいます

②右から3枚目の床板の継ぎ手

逆に、今回お電話を頂いたきっかけになったとてもいい状態なのは、階段の下地材

 

いろいろ書くことはあるのですが、昨日もう一つ嬉しいニュースがあって、そちらを今後ご紹介する予定にしていますので、この現場はさらっと流しておきます。

 

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解体した階段板の小口です。

どうしても小口は傷みやすくて、このように見るからにボロボロになっています

これを見ると、寿命なんじゃないの?

っていう人もいるかと思いますので、5cmくらい中の方を切ってみることにしました

 

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どうですか?

木口をほんの少し切ってやれば、後は健在。

カリフォルニアレッドウッドが外部使用に適していると言うことを改めて感じさせてくれます。

 

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ウッドデッキの下もこのような感じで、痛んでいるところはありません。

 

今後良い感じにウッドデッキを改装すると言うことなので、それが終わってからこちらの現場の話をじっくりしたいと思います。

香川県高松市香西北町 JewelryApple

今日はさらっとご紹介しましたが、今度はジックリと

 


カリフォルニアレッドウッドのデッキ材・壁材のことならウッドデッキネットへ

マンションのベランダデッキは気持ちいい その1

2021年10月19日

みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。

前回触りを書いてしまいましたので、7月13日の朝のことを書かさせていただきます。

兵庫県西宮市のマンションの最上階の広いベランダデッキ。 僅か7年で腐っていたのですが、そのことは前にブログでご案内しています。

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写真を見ただけだと、ビスを打ち換えれば行けるかと思ったのですが、解体してびっくりしたことは前に書いた通りです。

朝8時半から搬入班と、解体班に分かれて作業。

2t近いビリアン(ウリン)材を7階までエレベーターで上げながら、解体したホワイトウッドを降ろしていきました。

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マルチポストを持ってきていたのですが、解体してみたら、束ボンドで接着されたマルチポストが健在。

かえってボンドを剥がすことで、防水に影響があると拙いので、これを再利用することにしました。

おかげて、墨出し不要。高さ調整不要。

新設のウッドデッキ工事の出だしとしては思わぬ良い誤算になったのです。

午後2時半。ここまで作業を進めて、前回ご紹介した八尾市のスカイデッキ工事の方に行くことにしました。

 

その2に続く>

 


兵庫県西宮市で、マンションのベランダのウッドデッキならウッドデッキネットへ

腐ったウッドデッキから学ぶこと シーズン2 第九話

2021年9月5日

みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。

日頃時間に追われていることが多く。ブログもなかなか更新できておりません。

今回のシリーズはこれでいったん筆を置かさせて頂きます。

 

 

今年は雨が多くて、現場作業は大変でした。

明石大橋が霧で何にも見えないこともありました。

台風で暴風雨の中、大鳴門橋の通行止め解除を待っていることもありました。

雨をうまくかいくぐったと思っていたら、突然とんでも無い土砂降りに打たれたこともありました。

いつもなら、「雨は工事中止」にするのですが、今年はギリギリまで頑張りましたので、「普通の雨なら決行」と判断基準がおかしくなっていました。

 

兵庫県西宮市の最終日。

午前7時前に淡路SAを通過しました。

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いつ以来だろうか。

ここで雲一つない晴天を見たのは。

こんな晴れやかな気持ちで施工最終日を迎えることができたのは。

 

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やっぱり青空だとウッドデッキも映えますね。

ビリアン(ウリン)

床板は、20×105

手摺は、12×100

もう踏み抜く心配は要りません。

真夏はちょっと暑いですが、これから来る秋にはこの広いウッドデッキで景色を楽しみながらカフェでもしてみますか。

 

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扉も付けていますので、ワンちゃんの遊び場としても最適。

そう。このマンションペット可なんです。

 

 

いろんな理由で傷んでしまったウッドデッキを見ましたが、全部取り換えてるのもありですし、ダメな部分を最低限補修するのもあり。

完全に腐ってしまう前に、ぜひ私にご相談ください。

木材劣化診断士として、きちんとしたアドバイスや、補修等の施工をいたします。

但し、私が居るところは香川県坂出市です。

動ける範囲に限りはありますので、悪しからず。

 

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木材劣化診断士の資格者がきちんと診断・アドバイスをいたします。

腐ったウッドデッキから学ぶこと シーズン2 第八話

2021年9月4日

みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。

前回は、会社から30~40分で行ける現場のご案内をしましたが、そこから更に2時間半東に進んだところの話をしたいと思います。

(現場の施工開始時間は、同じなので、会社を出る時間が7時過ぎなのか、5時前なのか。はたまた今やっている現場だと3時半。 うーん。やはり遠いと大変やなあ。)

兵庫県西宮市のマンションのウッドデッキの張替え工事。

まだ5年ちょっとしか経過しておらず、写真を送ってもらったところ、綺麗なのです。

いつものことで、現調無しの一発勝負に行くことを決めて、お客様にいろいろ写真を送ってもらいました。

IMG_6729

樹種不明のソフトウッドのウッドデッキで、色はしっかりしていますので、再塗装はしていたものと思われます。

何で床板が波打っているのかは謎ですが、これならビスを打ち換えるだけでも十分使えるのじゃないかと思いました。

 

初めから全部取り換えるつもりでご依頼が来ましたので、例によって一度も現地での打ち合わせをせず、解体に伺いました。

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あれ?

予想より傷んでいる場所が多いぞ

梅雨時だったこともあって、木と木の接点には白いカビがびっしり。 かなり柔らかくなっている部分もあって、しかも無理して上から踏んだら、バリ!!!!

「最低限の補修なんて余計なことを言わずに本当によかった。」

と心の底から思いました。

 

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ビスは全然効いていませんので、解体は楽なもんです。

半日で完全に解体完了。

7階までの搬入や搬出を含めても午後3時には現場を後にすることができました。

 

さて、今回は世にも珍しい話ですが、5~6年ほどでボロボロになった理由は、環境でも構造でもメンテナンスでもありません。

絶対に外部で使ってはいけない木材を使っていたのです。

今回の樹種はヨーロッパ産のホワイトウッド。 住宅用材としてはとても良い木材ですが、水にはめっちゃ弱いので、外部での使用はNG。

20年近くこの仕事をしていますが、樹種選択のミスというのは実は今回でわずか2例目なのです。

なので、耐久性アップの要件として次の順番を付けているのです

1.環境    2.構造    3.樹種選択    4.適切なメンテナンス

ただ、この4項目の中で、4番目のメンテナンス不足が主たる原因で腐った例というのは未だかつて見たことが無いのですが・・・

(多くの人が再塗装を怠ったから腐ったと言いますが、それより上位の理由が、環境・構造・樹種選択にあります。 それを無視して、お施主様のメンテナンス不足を理由にしているのは違うと思っています)

 

さあて2日目から作業開始なのですが、わずか5年しかもたなかったおかげで、束のマルチポストは再利用可能。 これはめっちゃお得な現場じゃありませんか。

 

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腐ったウッドデッキから学ぶこと シーズン2 第七話

2021年9月3日

皆さんこんにちは。 アイアンウッドです。

関西の施工例ばかりご紹介していますが、私がいるところは香川県坂出市。施工例ももちろん県内が一番多いです。

といっても、今回のネタで地元は今日書く案件だけなのですが・・・

 

香川県高松市で樹種不明のハードウッドの一部張替え依頼がありました。

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ご依頼時に頂いた写真ですが、写真だけ見てもドコも傷んでいる場所はありません。

ちょっと変わったサイズで、23×135のハードウッド。

このサイズでピンとくる方もいるでしょうが、某大手会社が以前販売していた材です。

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今回は下請けで、しかも現調無しの一発勝負。

元請さんの言われるがまま、次の材を用意して現場に行きました。

 

セランガンバツ別注材

23×135×2000の材を4本

60×90×500の材を4本

 

私がメインで施工をした関係で、一番肝心な腐朽していた部分の写真がありません。

いきなり、完成写真です。

IMG_20210707_111145

階段の床板を3枚と、幕板を新材に交換。

根太を1本新材に交換。

勝手口付近の床板を2枚裏返しました。

キシラデコールを塗装して完成。

と日記には書いておきます。

 

 

 

っていう風にごまかしてもいいのですが、現場ではいろんなことがありました。

床板を裏返したこと自体が想定外で、勝手口付近の床板や根太はすぐに危険なレベルではありませんが、床板と根太の接点に腐朽が見られました。

階段の根太材も1本交換という指示だったのですが、実際には3本ダメで、偶々持っていたビリアン(ウリン)材の90角を現場で挽き割って3本交換しました。

 

ソフトウッドのデッキ材が数年しか持たずに張替え。

というのは、いろんな人が書いていますので、多くの人はそういう認識でいるのだと思いますが、ハードウッドでも10年以下でダメになっている現場を散見します。

その原因は、ハードウッドだと腐らないからいい加減な設計・施工をしても大丈夫だという誤った認識から来ていることが多いので、耐久性アップのポイントの順番は樹種選択が一番ではないと言うことを感じます。

このお宅では、勝手口と階段が一直線にありますので、その部分が一番よく歩く導線になっています。

腐ったウッドデッキを見ると、樹種を問わず、一番よく歩く階段やその周辺の床板のビスが抜けて、水が溜まって腐朽した。 というケースが結構あります。

今回はその典型みたいな施工例で、構造面でもう少し考慮していれば、もっと長持ちしたのになあ。

っていう案件でした。

全2回の針葉樹の補修現場と違って、今回は一番拙い部分に少し目をつぶって補修しましたので、数年先にもう一度再補修のご依頼が来るものと思っています。

 

ウッドデッキネットでいろんなハードウッドをご紹介していますが、性能はピンキリです。 「硬くて重いから腐らない」というのは誤った認識で、そこをきちんと説明しているサイトや、施工会社は残念ながら私は一度も見たことが無いのです。

 

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腐ったウッドデッキから学ぶこと シーズン2 第六話

2021年8月9日

皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。

20年経過しても、まだまだ健在な部分が多い、ヒノキのウッドデッキ材の補修の話を続けます。

お客様は、しばらく迷われていましたが、最終的に、メイン部分は全て張替え。

サブの部分は、最低限の補修をして、ヒノキ材を再利用。

ということになりました。

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サブの部分は、半減幅のウッドデッキで、布団を干すのに重宝していると言うことでした。

柱と根太の取り合いの部分が腐っていますので、外から床板に使われていたヒノキ45×90の材を添え柱としてビス止めしました。

これでグラグラだった柱はかなりしっかりしました。

 

向こうに見えるメインの部分は下地も含め、イタウバ材に張り替えました。

 

P1290094

新設部分は、手すりを付けませんでした。

既存と全く同じ大きさですが、お客様から広くなったと言われましたので、手すりがないと、開放的で広がって見えるのだと思います。

イタウバ材で、

床板は20×105

根太・大引きは40×70

束は90角

根太ピッチは50cm。大引き・束ピッチは1m。

私が設計する場合の標準的な仕様です

 

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階段は、荷重に耐えるように、箱形に変更。

既存より少し広くしましたので、昇降も楽になったかと思います。

 

良い汗搔いて、帰社しますが、ココからだと4時間近く掛かります。

次は近場の現場をご紹介することにしたいと思います。

 

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腐ったウッドデッキから学ぶこと シーズン2 第五話

2021年8月8日

皆さんこんにちは。 アイアンウッドです。

前回と同じ、ゴールデンウィーク明けに奈良県香芝市で現調したこのお宅ですが、20年経過したヒノキのウッドデッキ材

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柱から左の部分に屋根が掛かっているとはいえ、何この美しさ。

これなら、最低限の補修でもまだまだ持つんじゃないの?

ソフトウッドだと数年しか持たないという人も多いですが、こんな綺麗な例を見たことがあるんでしょうか???

2か所続いて、20年経過しているソフトウッドのウッドデッキを見て、針葉樹も捨てたもんじゃないなあ。

と言うことを改めて感じました。

 

これじゃ私の仕事がありませんので、痛んだ場所を検証していくことにします。

まずは、仕口の腐り。

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これは結構見られるのですが、大工さんはいい仕事をしているんです。

ただ、内装と外装では注意すべき点が違うことに気づいていないだけなんです。

手摺は全部同じ仕口で、柱と手すり材の接点はかなり腐朽が進んでいました

 

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階段はダメですね

ささら方式は、見た目は綺麗なのですが、下から受けていないことと、結構上からの荷重を強く受けますので、ビスが抜けたり、腐ったりすることをよく見かけます

それと、この部分の束石が浮いているのですが、これがこのお宅の最大の問題点でした。

粘土質の土で、ウッドデッキが少し沈んでいました。

お客様がそれを気にして掘り返していましたので、このように外周部分の束は下部が露出していました。

 

このお宅では、

環境面では、粘土質が致命的な他は特段のマイナス点はありません。メインン部分に屋根が掛かっているのは◎。 ただ、屋根が掛かっていない部分も床板も健在でした。

構造面は、仕口をいい仕事をしていたのが裏目に出ていました。

樹種は、ヒノキで、20年経過しているとは思えないほど良い状態ですので、特にコメントすることも無いかと思います。

メンテナンスは、まだ塗料が残っていましたので、お客様が塗っていたのかと思います。

 

2件続けて20年持っていて、まだしばらく持ちそうなウッドデッキを見ました。

最低限の補修と、張替えと2案提示して、お客様の回答を待つことにしました。

 

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腐ったウッドデッキから学ぶこと シーズン2 第四話

2021年7月28日

みなさんこんにちは。 アイアンウッドです

6月30日神戸市で午前中現場作業をして、午後最後の詰めの仕事をしに伺いました。

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九分九厘完成しているのですが、開口を取り外し可能なようにしないといけません

丁番を付けて、扉にしても良いのですが、今回は単純に取り外しができる構造にしました。

前回も書きましたが、床板は某ライバル会社の針葉樹のデッキ材で20年経過したものを裏返しています。

手摺は、DMB四国工場で適切に防腐処理をしたヒノキ材

まったく違和感がないでしょ。

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塞ぐと少し圧迫感がありますね

これもワンちゃんのためです

 

反対も見てみましょうか

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こっちの方が変形していない分すっきりしていますし、広く感じます

この左側が例の腐っていた階段ですが、既存の材で健全なものを選んで、半分の大きさで作り変えました

 

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全部塞ぐと、要塞っぽいですが、目隠しになっていいのかもしれませんね。

腐っているから新たに作り替えるのももちろん良いですが、きちんと診断して、延命措置を施すことで、また見違えるように美しくなるものです。

ソフトウッド(針葉樹)だとすぐ腐るという人も多いですが、「最初にきちんとしたものを作っておけば、20年持っている現場も存在する。」ことが、実際の施工例から知ることができます。

と言うことで、防腐木材の加工・製造に携わっている者としては、こういった現場を見ると嬉しくなってしまいます。

 

さて今度はどんな現場が待っていることやら。

 

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腐ったウッドデッキから学ぶこと シーズン2 第三話

2021年7月27日

皆さん こんにちは アイアンウッドです。

裏返す床板は、会社に持って帰ってキシラデコール・パリサンダ色を塗りました。

6月13日 施工開始です

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ただ、この現場は私がメインで作業をしましたので、途中のいい写真が無いのです。

手摺は作り替えましたので、ヒノキにDMB四国工場で、適切な加圧注入した材を使いました。

床板は、某ライバル会社の針葉樹の20年経過した材を裏返して再利用。

柱は新たな材ですが、この写真じゃそんなに差があるように思えませんね。

某ライバル会社やるじゃありませんか。 適切に防腐処理をされた木材が外部の使用に問題がないことがこういった現場で証明されます。

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ほぼ完成したところで、外から撮ってみました。

石垣に立てかけているのが、外した手摺。

これもまだまだ健在なので、第二の人生を歩んでもらうことにしました

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ワンちゃんのためにここを塞いでほしいというご要望でしたので、即興でウッドフェンスを作ってみました

(右側のラティスは今回の仕事とは関係なく、ここにありました)

 

いやあいい仕事したけど、今日は時間切れ

次週は、神戸で半日仕事があるので、両方仕上げるとしましょうか

 

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