管理人の施工日誌  <Vol.17 ザクッとしたウッドフェンス編> の施工

2005年12月

   
 1 設計・木拾い

2005.12

 本当はこのお宅は夏頃に施工のはずだったのですが・・・

 こちらが忙しかったのと、意匠面や強度の面でなかなか折り合いがつかずに、気付けば11月。

 なんとか話がまとまり、現場に取り掛かったのが12月16日。 いやあこのときは人の手配がつかずにスムーズに現場が進まなかったんです。 終わったのがなんと12月28日。 前年に続き、仕事納めは現場仕事でした。

 ふーー


 

 毎度のことですが、現場で多少変更をしています。

 そのあたりを加味して図面をご参照ください。  

DATA  

フェンス 南 7.8m、東 4.8m

 デッキ  大 4.5mx3.3m(14.39u) 、 小 2.0mx1.0m(2.0u)

図面フェンス>>>JW_WIN  PDF

図面デッキ>>> JW_WIN  PDF

 木拾い( エクセル)>>>

施工時間

施工時間 5日 (延べ9人)

  
 2 角材をグラグラにならずに組むには???

  施工は2005年12月

  今回のお話をいただいたときに、フェンスがグラグラで使い物にならないのじゃないだろうか? という不安が頭から離れませんでした。

 まず壁のようなものに笠木を縫い付けないとダメだろうということで、コーナーにはブロックを立ち上げるようにします。

 そして、笠木を通すことができる4m以下のスパンになるように、間にもブロックを突くように提案をしましたが、これは却下。 控えを取るのもイメージが狂うと却下。

 うーーん こうなると1本1本の柱をキチンと立てるしかないみたいですね。

 

 まずは笠木が通ればなんとかなるだろうと思い、笠木を相かぎにしてみます。 (写真中)

 これだけでも随分しっかりしますが、更に8mmx100mmのビスを用意して笠木から柱に向かって打ち込みます。

 下穴を慎重にあけてもさすがにこの太さのビスになると強力です。 2〜3本毎にビットがぐずぐずになって木っ端微塵。 (折れるというような表現ですむような生易しいものではありません)

 

 柱も一工夫。

 ブロックの穴に入るようにかぎ込んで隙間にモルタルを詰め込み、がちがちに留めました。

 

 さすがにこれだけのことをすると、しっかりと留まります。

 ふーー 良かった!!

    

 このお宅は、打ち合わせ期間が長く、いろいろと構造面で頭を凝らしました。

 残念ながら、2006年にハードディスクがクラッシュして写真の多くが紛失。 もう少し詳しくご紹介をしたかったのですが・・・

 またどなたか同じようなものを頼んでくれないかなあ

 

  2006年8月 皆様に感謝をしながら・・・ 杭田正夫

 VOL17の施工例へ

 ウッドデッキのある風景 管理人の施工日誌トップへ>>>

 

[戻る]