管理人の施工日誌 <ベランダデッキ> の施工

2004年11月

  
 1 裏話

2004.10

 通販をしていて、都会でマンションのべランダデッキのご要望があることは分かりました。 ところが香川県のような田舎でも結構そういった要望があり、それに応える業者が案外少ないことに驚きました。

 2004年秋、イベントや見学会を通じてお客様からそういったご要望をお聞きし、2件のベランダデッキを施工いたしました。 残念なことにどちらも完成写真が綺麗に取れなかったためにウッドデッキのある風景としては未完ですが、施工日誌としてご覧頂くことにしましょう。

 

 2 半間巾のデッキの場合

2004.11.29

 一戸建ての場合、こういう風に南側に半間の出巾のベランダを取っていることが多くありますよね。

 布団や洗濯を乾すだけならこれで充分なのでしょうが、他に使い道は無いのでしょうか???

 スリッパを置いたりスノコを置いたりしている人も多いかと思いますが、ちょっとした段差があって出入りし辛いし、ホコリが溜まって汚くなっていますよね。

  

DATA  
 6.91u (7.86x0.88)
図面 JWW  PDF

施工時間 3時間 (2人 工場での作業は除く・ウッドデッキのみ)

  

 

 

 今回は床板を水平になるように施工しました。

 ベランダと網戸の下端の高さは80mm弱。そこで、サッシ側は50x70を転がし、所々水が流れるように溝を掘りました。

 反対側の根太には、調整束を使い、水平になるようにレベル合わせをしました。

 後はひたすら床張りです。 

 

 

 

上の写真をよーーーーく見ると一番奥にエアコンカバーがあるのが分かりますでしょうか?

 調子に乗ってこんなものを次々と作っているのです。

 まずは図面通りに部材をカットしてから塗装をします。

 プラネットカラーは、ウエスで擦り込むのが一番綺麗に塗れます。 缶をよーーーく混ぜて必要な塗料を皿に入れ、ウエスでひたすら擦り込みます。 コツはベタ塗りをしないことです。 薄いと感じたら、1日乾燥させてから2度塗りをします。 

 リビングガーデンも今回も「ウォルナット」 なかなかアンティークな感じが出ていいです。

 

 側板はウエスタンレッドシダー、天板はウリン。 このパターンで何回か作りました。

   

 3 後付のベランダなら・・・

2004.11.20

 リビングは3方に窓があり、とても明るいのですが・・・

 「あっ・づっ・いーーーーーーー」

 真夏はエアコンをガンガン掛けないと過ごすことができないのです。

 そこで、まずはベランダの上にオーニングを付けることに。 せっかくですから味けないプラスチックのベランダも木に貼り替えましょう。

 写真に写っていませんが、もう一ヶ所のベランダにもデッキ&日除けを。

 これで来年の夏は快適ライフになるかもしれないかもしれないですね。

 DATA  

 3.42u (0.9mx3.8m) 、 4.36u(2.05mx2.13m)

 オーニングは 4mx1m

 図面 JWW  PDF

施工時間 2日 (2人・ウッドデッキ、オーニング)

 まずはオーニング。 今回はミヤハンのミニスーパーフレンシアバーネ。

 通販で紹介しているものです。

 これの取り付けは単純明快。

 写真左上の金具を外壁に取り付けて水切りを取り付けます。

 同じ要領でその下に本体を取り付けて完了。

 単純な構造なので、素人でも簡単に取り付けできます。

 さて、ベランダのデッキですが、今回は下が駐車場ですからアクが出るウリンはNG。

 そこで根太はセランガンバツ、床板はクマルというパターンにして見ました。

 コストパフォーマンスと耐朽性を考えるとこの組み合わせは使えますよ!!

 クマルは色目がいろいろですが、ランダムに並べると自然の木!という感じがしてなかなかいいです。

 木に張り替えたら隙間からいい風が通るようになりました。 思わぬ副次効果ににんまりです。

 またまた調子に乗ってエアコンカバーを作っちゃいました。 60cm角のイペのラティスを全面に貼りましたがいかがでしょうか?

 もう一ヶ所のベランダもバツ&クマル。

 すっかり御馴染み調整束の出番です。

 写真左上に注目下さい。 インパクトにコードが付いていますね。

 この現場から、道具もプロ用のものを揃えていくことにしました。

 まずは最大のネックであった充電から開放をされたくて、これを買ってしまいました。

 でもちょっと困ったことが!! これまでのインパクトに比べて強すぎるんです。 慣れるまでにどれだけのビスをなめたことか。 プロ用の道具を使いこなすには私の腕も上げなくては!! ということなのですね。

  

 後半でご紹介したM様にはこの後灯油カバーとゴミバコ入れもご注文頂きました。 本当はトータルでご紹介したいお宅なのですが、いいアングルの写真が一枚も無いので泣く泣くボツになってしまったお宅です。

 

 2005年6月 皆様に感謝をしながら・・・ 杭田正夫

  

   

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