木材の形状について  
        
 サイトで表記をしている木材の形状は次の通りです

 ラフ・S4S・E4E(ハードウッド・ソフトウッド共通)

  木材を製材する過程でまず仕上がり寸法より若干大きめにのこで挽きます。 この状態がラフ

  そこからプレナー(モルダー)で削って仕上げますが、四面にプレナーをかけたものがS4S

  更に面取りをしたものがE4E

 

 デッキ材は大部分がE4E(四面プレナー四面面取り加工)です。 一部樹種や大断面の材の中にはS4Sがあります。

 価格面では、既製品の場合は仕上がり状態で単価設定をしています。

 特注対応のときは仕上げのご指定により加工費が変わります。

  

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S4S E4E

 E4E・RIB(主にハードウッド)

  E4Eで片面に溝加工をしたものがRIB

  元来滑り止めを目的としているものですが、意匠面でお好みの方をご選択いただいたらいいかと思います。

  ハードウッドに多い形状ですが、一部のソフトウッドにもRIB材があります。

  RIBの形状は特別何も書いていなければ5mmピッチです。

  

  一部樹種では、両端にフラットな部分があるフランスRIBを採用しているものもあります(RIB-Fと表記)

 通常は片面だけの加工ですが、サーモウッドのように片面フランスRIB、片面V字RIBにして好みの面を上にして使えるものもあります。

  

  最近の公共事業では、V字のRIBを指定しているものがありますが、既製品は少なくほとんどのケースで特注加工をしています。

  価格面では既成品の場合はE4E・RIB同額ですが、E4Eの材に特注でRIB加工をする場合は別途加工費が必要となります。

  

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RIB E4E
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サーモウッドのRIB

 片面ラフ・両面プレナー(ソフトウッドのワンバイ材)

 ソフトウッドの1x4は2x4を半割加工して作ります(ほぼ全ての樹種で共通なことです)

 そのため通常は割り返しただけで、片側はE4Eとして仕上がっていた面・もう片側はのこで引いただけの面となります。

 これが片面ラフ

 そこからプレナーを掛けたものが両面プレナー

 E4Eとの違いは、再加工をした面に面取りがないことで、二面プレナー二面面取り加工というのが正しい表記になります。

 

 ほとんどの樹種のワンバイ材は、片面ラフでの単価設定をしていますので、両面プレナーをご希望の場合は別途加工費が必要となります。

 

 作り方でご理解をいただけるかと思いますが、片面ラフは仕上がりが18mm程度、両面プレナーは仕上がりが16mm程度になります。

  

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↑片面ラフ↑  ↓両面プレナー↓

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 木材の品質  
       

 節付き・クリアー・無節etc.(ハードウッド・ソフトウッド共通)

 木材は節の大きさ・数により等級が異なります。

 国産材の場合はかなり細かく分かれていて、内装材だとそれが大きな問題となりますが、デッキ用途ということで大まかに3種類の分け方をしています。

  

 節付き;節の大きい小さいに関わらず、死に節・抜け節がなければ許容とします。 但し、小割材(1x4 , 2x2 etc)は抜け節があるものも許容ですのであらかじめご了承ください。

 

 クリアー;主にWRC・レッドウッドの現地挽きの場合に適用をいたしますが、基本的に無節ですが、少々小節が含むものは許容。 国内製材のWRC・杉桧の場合は上小節と表記をすることもあります。

 ハードウッドはほとんどの場合この等級に該当をします。(大断面の材には大節が含まれることもあります)

 

 無節;国内製材のWRC・杉桧の場合は、無節の指定もできます。 また、板目柾目の指定も可能ですが、指定内容により価格が大きく変わります。

 

 例えば国内製材のWRCの場合、節付きの価格を1とすると、上小節(クリアー)は1.7、無節(板柾込み)は2.5、無節(板柾指定)は2.7程度の差があります。

  

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クリアーグレード(小節あり)

 1面クリアー、2面クリアー(ハードウッド・ソフトウッド共通)

 表面に使用されると思われる側が綺麗で、もう1面に何らかの瑕疵(傷・欠け・割れ)があるものは良材として出荷をいたします。

 こう言う風に片面がクリアーなものを1面クリアーと言います。

 

 角材は1面に傷があるものはOKで、3面クリアーとなります。

 

 すべての面が綺麗なものは、板材の場合2面クリアー・角材の場合は4面クリアーと言います。

  

 ウッドデッキグレードは基本的に1面クリアー(3面クリアー)で、1面にあまりにも大きな傷等があるときはハネますが、少々の傷のときはもう1面が奇麗だと出荷をしています。

 

 

 赤身・シラタ・源平(ハードウッド・ソフトウッド共通)

 外部に木材を使う時に耐朽性を大きく左右するのはこの点。

 ウッドデッキグレードは基本的に赤身(心材)だけで揃えたいところですが、昨今環境問題から大径木の伐採はとても難しくなっています。

  

 ハードウッドの場合でも多少シラタ混じりの材が見られるようになっています。

 ソフトウッドの場合は残念は100%赤身というのは見られなくなってきました。

  

 少々シラタが混じっているのは許容、あまりにも多いものはハネるか源平グレード(赤身・シラタまじり)として販売をいたします。

 

 なお、防腐加工材の場合は、シラタには薬剤が浸透をしますので、特別区別はいたしません。

 

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上の材は左半分がシラタ

下の材は下側(木表側)がシラタ

この程度の材になると

ハネるかどうかのギリギリです

 心持ち・心去り(ハードウッド・ソフトウッド共通)

 木材の特徴である割れに大きく関係をするのがこの点です。

  

 心持ち材はほぼ100%大きな割れが入ります。製材をして、乾燥状態が不十分な材は割れはありませんが、施工後に乾燥・収縮をすることで、割れるものと思って頂いたらいいかと思います。

  

 シラタ同様心去り材を提供したいところですが、小径木が多くなっていますので、角材や大断面の材には心持ち材が多くなっています。

  

 2008年5月現在 ハードウッドは心去り材が多いです。 ソフトウッドは樹種・サイズを問わず心持ち材の比率が高くなっています。

 

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左から2,3番目が心持ち

それ以外が心去りです

        
 
 

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ウッドデッキネット

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