広い中庭のウッドデッキ

ウッドデッキ施工例 香川県高松市 2007.02施工

セランガンバツ材


  セランガンバツの施工例が少ないので、ちょっと大きな写真で材の雰囲気を中心にご案内いたします。

2007年2月の施工時から。

  

 サイトで早く紹介をしていながら自分が触ってもいない材を薦めるのは気が引けていました。

 今回の物件はお客様にお願いをしてセランガンバツ材で施工をさせていただきました。

 

 7mx7mの中庭いっぱいの大きなウッドデッキです。

 一番心配をしていたのは材の反りとかねじれ。

 KDをしているせいか、使いえないほど酷いものはありませんでした。

 程度の悪いものを写真に撮ったのですが、上から4枚目をご覧ください。

 この程度でしたら難なく矯正できますし、ウリンやイペでもこの程度の反りは結構ありますので目くじらを立てることもないかと思います。

 

 色は結構バラツキがありました。

 ただ、日に焼けるとこげ茶になっていましたので、しばらくしてからの写真の方が参考になるかと思います。

 大引きはウリンの45x70、根太はセランガンバツの50x60。

 束石でレベルあわせをすることは非常に困難なので、調整束でレベルを取っています。

  

 材の硬さは明らかにウリンよりは柔らかいですが、イタウバよりは硬いです。

 DIYの方でイタウバの問いあわせが多いのですが、いやあセランガンバツも捨てたもんじゃありません。

 家庭のウッドデッキとしての性能は充分だと思いますので、ぜひご一考ください。

 

 後日お客様から塗装をしたとご連絡を頂き、写真を撮りに伺いました。

2007年5月の撮影で、施工から3ヶ月後です。
 
 ハードウッドは無塗装で使用しても構いませんが、やはり塗装をすることでより良い状態で長く使えるものと思います。

 

 オスモカラーのデッキオイル(ラーチオイル)です。

 

 元の色のばらつきは、浸透性の塗料の場合仕上がりもやはりばらつきがあります。

 こういった点が天然材のよさであるとは思いますが・・・ 

 2012年8月、施工から5年半後に手直しで伺いました。

ちょっとした問題があって伺ったのですが、その問題になった場所が写っています。

継ぎ手を家に向かって見ていただくと、1本盛り上がっている材が分かりますでしょうか?
 抜いてみると、これくらい反りかえっていました。

下が新材ですので、色の違いもよく分かるかと思います。
 さすがに再利用は諦めて、新しい材と張り替えてみました。

全部で136本の床板を使っています。
天然の材ですので、全部がパーフェクトとは言い難い面もあります。
セランガンバツの場合、多少反りねじれはある樹種ですので、136本中1本駄目だということで、全部駄目と決めつけるものではないかと思います。


ハードウッドはノーメンテナンスで長期間耐久性があると言っても、やはり多少のあたり外れはあります。

ノーメンテナンス=放置 とお考えであれば、残念ながら天然木材をお勧めすることは難しくなります。

あえて、こういった例をご案内していることをご理解くださいますと幸いです。
 このお宅はあまりにも広すぎることと、中庭であるために写真がうまく撮れません。

良い状態の部分を良いアングルで撮っています。

5年経過で、一回塗装をした後放置をした状態です。

まだまだ充分綺麗だと思いませんか?

 

 皆様に感謝をしつつ 2008年6月掲載

 

 この頃のブログもご覧ください

 広い中庭デッキ 1-4 (2007.01.29-2.02)


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