「屋根のあるパーゴラ」

ウッドデッキネットある日の施工より

 

 パーゴラの組み方や屋根材についていろいろご質問をいただきました。
 2006年7月の施工現場で、役に立ちそうな写真を撮って来ましたので参考にされてください。

  

 まずは完成写真と骨組をご覧ください  

 自転車置き場&洗濯干し場が欲しい!!
 ウリン材でメンテナンスフリーにしたい!!
 と言うわけで、間口3mx奥行き2.2mのパーゴラを組んでみました。

 柱は90x90

 梁、垂木は30x105

 最もシンプルな形にしてみました。

 梁を住宅の柱に緊結すべし!!

 「外壁に穴をあけたくない!!」 という声も聞きますが、今回のように、パーゴラのみを4本の柱だけで独立させて作ると、絶対にぐらぐらになります。

 住宅の柱に緊結をすることで最も簡単にぐらつかない構造のパーゴラを組むことができます。

 ちなみに今回使用したのは、8mmx150mmのコーチスクリュー。

 下穴をあけたときにコーキングを注入。 今回は屋根材をするので、それだけですが、屋根がないときは、雨が進入しそうなところは全てコーキングをします。

 足元を固めるべし!!

 今回は大き目の羽子板付きの束石を使用。

 ハードウッドの時は直接埋め込んでもOKかと思います。

 注意点は、こういった構造で怖いのは風を下から受けること。

 引き抜きに強い構造になるように工夫をしてください。

 垂木は幅広を!! 

 今回は30x105を利用しましたが、もっと幅広の材を使った方が堅く留められます。

 この部分で建物に平行方向のぐらつきを防止します。

 

 このままではまだ多少ぐらつきますので、もちろん頬杖を付けたり、いろいろ補強を考えた方がいいと思います。

 

 骨組み完成

 垂木を流して骨組み完成です。

 垂木をこれだけ流すことで、建物に直行する方向はがちがちに固まります。

 屋根材を付けちゃいましょう

 せっかくすっきりとした骨組にしたのですから、屋根材もすっきりとつけたいものですよね。

 「横桟をたくさん入れて、波板を張ったのでは・・・」

 と言う声をいただくのですが、

 「いい材は無いよな。 平板のポリカは高いよな」

 と愚痴ばかり言っていたのですが・・・

 

 コストパフォーマンスに優れた中空ペアカーボならそんな悩みも解消!!

 これは使えます!!

 

 カットをしての納入ですので、骨組みができてから採寸をして発注すれば現場での施工性も精度も格段にアップ。

 

 片面に耐侯処理をしているのですが、納品時にこのようにブルーの保護シートが付いている面が上。

 これをはがすと上下が分からなくなってしまいますので、お気をつけて!!。

 

 縦桟だけで留められるとは言うものの

 全く横の抑えがないと、風でばたついてしまいます。

 最低でも一番上と下の部分には横の抑えを考えたいものです。

 

 

 まずは建物側からご覧ください。

 写真左の状態だと下がバタバタになってしまいますので、右のように受け材を間に挟みこみます。

 

 次に鼻隠し。

 垂木の先に鼻隠しを打つことで、見た目にもすっきりし、屋根材の抑えにもなります。

 ポリカを取り付けます

 垂木にコーキングをつけて、ポリカを乗せます。
 建物側は横桟を上から打ち付けてバタツキを防止。

 その後垂木の上にも縦桟を打ち付けて、下からの吹き上げを抑えます。

 

 

 抑えの板はどうやって作るの???

 私は、ウリン材の薄割りを使用しています。

 写真は30x105を薄く挽き割っている様子。

 これで、8本の抑え板を作りました。

 アルミやステンレスの板を使うのもいいと思います。

 鼻には横桟は打てませんよね

 鼻にも横桟を打つ方が強いのは言うまでもありませんが、そうすると水の通り道が無くなってしまいますよね。

 ここはしっかりとコーキングを鼻隠しとポリカの間に付けて密着をします。

 

 ちなみに樋をつけないときも、鼻隠しからポリカが数cm外に出るように張ります。

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